□Perl 講座 初級編 > コメント・簡単な命令文

◆コメントの重要性

記号紹介の最後で『#』をご紹介しましたが、プログラムの2行目以降に#(シャープ)を用いると、それ以降行末までコメントとして扱われ、プログラムとしては扱われずに無視されるようになります。フリーのスクリプトなどをダウンロードしたことがある人は、もうお馴染みかもしれませんが、2行目以降に、著作権表示がしてあったり、パーミッションの設定概要や、いろいろとコメントとしてプログラム以外に記述されています。

著作権表示は誰が作ったものかを示すもので、当サイトで配布しているスクリプトにも当然記述しています。皆さんも自作でプログラムを組めるようになったら、是非書いてください♪なんか、かっこいいでしょ?( ̄┓ ̄)bもちろん、格好言いだけじゃないんですがね・・・。ただここで、唄いたい重要性とは少し違います。

次回改造する時とか、ちょっとしたバグが発生してプログラムを修正しなければならないことは、少なからず出てくるものです。その作業がすべて同時期に連続して行っているのであればコメントの必要性は無いのかもしれませんが、少し時間が空いてしまうと、どの部分でどの作業をさせてたのか結構忘れてしまうんです。そのような事のないよう、特になれるうちはコメントを面倒がらずに解り易いように記述して履歴を残しておくことをお薦めします。また、バージョンアップやバグ修正の履歴なども簡単に残しておくと、あとあと、編集するのに役立つはずです。

無意味なように思える人もいらっしゃるかもしれませんが、なるべく作業内容を書く癖を身に付けてください。そのことによって知る基礎も多々あると思いますので・・・。騙されたと思って実行してください。騙してないけど(^−^;;



◆命令文

よく使う命令文の記述方法は後ほど第6章にてご説明差し上げます。ここではどんな命令文があるのかと、最も簡単な命令文についてのみ説明していきたいと思います。
  • 出力命令 print
  • 繰り返し命令 for
  • 条件分岐命令 if
  • マッチング
  • ファイルの操作命令 open
大まか過ぎますが、以上の命令だけで、少なくとも掲示板・チャット・カウンタを作るには充分でしょう。上手く組み合わせてオリジナルなCGIが組めるよう頑張ってください。

一番頻繁に使う命令文はやはり出力命令でしょう。何故だか解りますか?どんなに複雑な処理をさせようが何をしようが、基本的にWEB上で表現しなくてはなりません。よって、プログラム内にも当然HTMLが記述されていて、それらを出力させる作業が最終目的といっても、大きくはそれてないと私は思います。もちろん、プログラムの内容によってはあまり必要としないケースもありますが・・・。
  1. 出力命令って?
    プログラムによって計算・処理された値(HTML)を出力することがメインです。
  2. 繰り返し命令って?
    データ(特に配列データ)を扱う場合に良く使います。また、フォームなどで送られてくるデータも配列データとして送られてくるのでこの命令を使って、個別のデータに復元します。
  3. 条件分岐命令
    例えば、右のボタンを押されたなら、このタグを表示しなさい。左のボタンならこちらのタグにしなさいと言った処理をさせることがprint文と併用することで可能になります。また、その他様々な条件を与えることで色々なことが出来ますので、考えてみてください。数学で言う命題を考えるようなものですね♪(^−^;;
  4. マッチング
    Perlの凄いところでもあると思います。簡単に検索させたりすることが出来ちゃいます。またデータベースからのデータの抽出にも役立ちますね。
  5. ファイルの操作
    これを使わないと始まりません(^−^;;単純に計算させてそれを出力させるだけであれば(簡易見積り)外部ファイルの操作は必要ありませんが、カウンタ一つとっても履歴としてファイルの生成・上書きをしなくてはなりません。チャットや掲示板のログを補完する操作もここで行うわけです。
細かく説明すればもっと多種多様な命令が存在しますが、正直言ってこれだけを理解しておけばとりあえず、ある程度のプログラムもどき?を組むことができるでしょう。次の章では簡単なフォームからのデータの受け渡しについて、実践(例)を含めて説明していきたいと思います。

□初級編 プログラミングに入る前に